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【箱根駅伝2021】駒澤大学大八木弘明監督のプロフ・経歴や選手時代の実績のまとめ!

箱根駅伝2021(第97回東京箱根間往復大学駅伝)の第一日目が1月2日午前8時から東京・大手町スタートで開催されました。

今年は新型コロナウィルス流行の影響で無観客観戦ということで行われました。

選手たちは東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、総距離107.5キロを走り抜けました。

そして創価大学が箱根駅伝4度目にして往路初優勝を勝ち取りました。

タイムは5時間28分8秒でした。

そして2位は東洋大学。

3位は駒沢大学でした。

駒澤大学大八木弘明監督は往路の試合を振り返しこうコメントしています。

「1、2区の出遅れがきいた。できればトップを狙いたかった。田沢は良くなかった。入りの5キロも遅くて、モタモタしていた。タイム的にも納得いかないのでは。復路の選手たちに頑張ってもらうしかない。攻めるレースをしたい。」

今回は、往路3位となった駒澤大学を率いる大八木監督について、監督のプロフィールや経歴、また選手時代の成績、エピソードなど詳しくみていきたいと思います。

大八木監督は2004年に監督に就任してから、駒澤大学を強豪と言われるまでに育てあげました。

そしてその強さを維持し続けているのです。

まずは駒澤大学箱根駅伝での過去の成績と三大駅伝の実績も見ていきたいと思います。

https://dailywakuwaku.com/1658.html

駒澤大学 箱根駅伝の過去の成績

  • 箱根駅伝2020(第86回大会)8位
  • 55年連続出場
  • 箱根駅伝2021は55回目となる
  • 2年連続シードを獲得中

駒澤大学 三大駅伝優勝実績

  • 箱根6回
  • 出雲3回
  • 全日本13回

上記の成績からみても、駒澤大学は駅伝競合校といわれる理由がわかりますね。

 

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駒澤大学・大八木弘明監督のプロフィールと経歴 苦学生としての努力と道のり

大八木弘明(おおやぎひろあき)監督プロフィール

  • 1958年7月生まれ。
  • 60歳
  • 出身地: 福島県河沼郡河東町(現・福島県会津若松市河東町)
  • 福島県立会津高田一中学校
  • 福島県立会津工業高等学校
  • 小森印刷(現・小森コーポレーション)
    駒澤大学経済学部2部(夜間部)
    ヤクルト
  • 監督就任は2004年4月。
  • 今年で指導年数が26年目となる。
  • 学生時代は箱根駅伝に3度出場した経験を持ち、2度の区間賞に輝いている。
  • 1995年に母校の駒大のコーチに就任。
  • 助監督を経て2004年春に監督に就任する。
  • 指導者として、三大駅伝通算21度の優勝を経験している。

大八木監督の陸上との出会いから小森印刷での実業団での経験

大八木弘明監督と陸上の出会いは中学生の頃だそうです。

会津高田一中学校3年生の時に全国大会で5位となりました。

そして、大八木さんは会津工業高校に進学しています。

高校駅伝に出るのが夢だった大八木さんですが、高校一年生の時に足を疲労骨折し怪我も響き高校時代は陸上で思うような成績を残すことができなかったそうです。

高校での陸上競技での成績がなかったため、競技で大学にいくことができなかったのです。

陸上を続けたかった大八木さんは陸上部顧問の先生の勧めもあって、小森印刷(現在の小森コーポレーション)の陸上部に入部します。

そして、小森印刷で社会人選手として順調に力をつけていき成績を残すようになっていきました。

そして、全日本実業団駅伝を走ることになります。

その時に、旭化成の宗猛さんと競い合うことができて、自信がつき子供の頃からの夢だった箱根駅伝を走りたいと真剣に考えるようになったそうです。

小森印刷から駒澤大学入学まで

駅伝に出場するため大学進学を叶えるため、4年間務めた小森印刷を退社。

そしてお金も貯めるためまずは川崎市役所に就職。

公務員となった大八木監督は、朝夜と走ることを続けて、その間にも東日本縦断駅伝で神奈川県チームのエースとして出場したそうです。

仕事をし、陸上の練習もして、そして勉強もするというすごい努力を2年続け
ついに駒澤大学に入学します。

仕事をしながら競技ができる二部のある大学ということが決めてだったようです。

そして近くという理由もあり、駒澤大学に入学します。

1983年のことです。

大学に入ってからも厳しい生活が続いたようです。

朝からの仕事、昼休みに8kmの走り込み、そして仕事を終えた夕方からのトレーニング。

夜には大学の授業。

そんな生活を続けながらの陸上競技だったようです。

そんな生活を続けれた大八木さんは心から陸上が大好きで、そしてまた根性が人一倍あったんですね。

本当に尊敬です。

そんな生活だったため、大学に入学したとはいえ、陸上部の普段の練習に参加することもできず、陸上部のメンバーと合流するのは土曜日と合宿の時だけだったようです。

そんな大学生活を振り返って、大八木さんは「よく4年間続けられたと思う、もう一度やれと言われてもとてもできないと」「箱根駅伝を走りたいという熱い思いがあったから耐えられた」と語っています。

きっと、挫折したくなった時もあると思います。

そんな時にも負けない精神、タフな心があった大八木監督だからこそできた偉業だと思います。

ここからは大八木監督の選手時代の箱根駅伝の実績を見ていきたいと思います。

大八木監督 選手時代の箱根駅伝での実績や、指導者としての実績

大八木監督・選手時代の箱根駅伝での実績

大八木監督が、駒澤大学に入学したのは1983年。

そして念願だった箱根駅伝に出場したのは翌年の1984年のことです。

第60回大会で、山登りの5区を任されました。

そして、なんと区間賞もとっています。

そして、大学2年生の時には花の2区を走り区間5位(第61回大会)

この時貧血になったと語っていますが、体調不要でも5位となるのはすごいことです。

大学3年生の第62回大会では前回と同様2区を走り区間賞を獲ります。

そしてその年は往路2位総合4位という、過去最高の成績に貢献しています。

大学3年生の時には、チームの練習メニューも大八木さんが作ったりもしていたそうです。

チームからも監督からも信頼を得ていたんですよね。

働きながら、そしてこれだけチームに貢献できる選手であり続けるなんて本当にすごいとしかいいようがないです。

こんなに優秀だったのに、奨学金など大学は考えなかったのか?と思ってしまいます。

63回大会では年齢制限のために出場できませんでした。

エースだった大八木さん欠場のため駒沢大学は12位となっています。

大八木監督の選手時代・箱根駅伝の成績をまとめてみました。

第60回大会1984年(昭和59年) 5区01位 1:12:41 駒澤12位 区間賞
第61回大会1985年(昭和60年) 2区05位 1:11:43 駒澤11位
第62回大会1986年(昭和61年) 2区01位 1:10:00 駒澤04位 区間賞
第63回大会1987年(昭和62年) 年齢制限で不出場 駒澤12位

28歳で大学を卒業した大八木さんは、その後実業団ヤクルトに入社します。

そして30歳にはいってからはコーチ兼任となり、その後は中距離ブロックのコーチを務めます。

そしてその後36歳の時、駒澤大学のコーチに就任します。

そして2002年には助監督になります。

その後2004年、駒澤大学の監督に就任しています。

今年(2001年)で監督として17年目、指導者としては26年目ということになりますね。

本当にカリスマ監督といえますよね。

大八木監督・指導者としての実績

箱根駅伝総合優勝6回

全日本大学駅伝優勝13回

出雲駅伝優勝3回

大八木さんの学生時代の苦労や、大学時代の箱根駅伝での実績も素晴らしいことは前述で分かったと思います。

しかし大八木さんは指導者としてもすごかった!

よく名選手は名指導者にはなり得ないということも言われますが、大八木さんは違うようです。

それは苦労に苦労を重ねた努力家だからかもしれません。

そして苦労と努力に裏付けられた実績なので選手たちも大八木さんに絶大な信頼を寄せるのかもしれません。

育て上げることもすごいことですが、その”強豪校”を維持し続けることもより大変なことなのです。

箱根駅伝での大八木監督の選手にかける”ゲキ”(言葉がけ)がいつも話題となっていますよね。

男気あふれる太い声で”男だろ!!””お前ならいける!””前は見えてる!”などなどテレビで観戦していても、その声が聞こえてきますよね。

アナウンサーより大きな声のゲキが聞こえてきます・・・

 

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大八木監督の恒例の”ゲキ”にネットでは・・・

↑この6区を走った花崎選手のコメントを見ると嬉しくなりますよね。監督の言葉や”ゲキ”は選手の大きな力になっているんですね。

 

今年の箱根駅伝も駒澤大学、きっと何かやってくれると思います!

これからの大八木監督、駒澤大学駅伝部の活躍に期待したいと思います!

https://dailywakuwaku.com/1658.html

 

  • この記事を書いた人

タケリオ

タケリオ姉弟|大学生のタケルとアラサーOLリオ(姉)で運営しています。|インスタではギフトを中心におしゃれトレンド情報やお得情報を毎日発信|ブログでもギフト、ガジェット紹介、トレンド情報など発信|おうちでできる副業なども発信予定

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