世界的に有名な東大寺。
この東大寺の中にたくさんあるなかのひとつのお堂である「二月堂」。
この「二月堂」がとってもおすすめの散歩コースなのです。
特に朝の静かな時間の仲での散歩はかけがえのない時間になること間違いなしだと思います。
東大寺のお堂「二月堂」!
東大寺の大仏殿はとても有名ですが、東大寺の仏堂の中でも若草山の麓の東大寺大仏殿よりもさらに山の方に上がったところに二月堂はあります。
東大寺の中でも一番高い位置にある仏堂です。奈良時代に創建しましたが現存する建物は江戸時代の1669年に再建されたものです。
2体の十一面観世音像が祀られているが絶対秘仏となっていて誰もみることはできないそうです。
旧暦の2月にお水取り修二会)が行われることから、二月堂と名付けられたそうです。
修二会は奈良時代から一度もかかされたことなく毎年続いている伝統的な行事です。
火でお堂が真っ赤に染まる修二会は一度は見てみる価値があります。
1300年間毎年続いてるなんて本当に信じられないですよね。
山の斜面に立つ二月堂は、懸造(かけづくり)といいわれる技法の建築様式が用いられています。
斜面から張り出すように舞台のようにつくられています。
京都の清水寺と同じ建築様式です。
また二月堂は、「うり」の形をした「釣り提灯」も有名です。
間近でみると、意外に大きく、風情を醸し出しています。
二月堂で有名なのはそのお堂からの眺望です。
奈良の大仏殿、南大門、奈良公園、そしてもちろん奈良市街を眺めることができます。
朝の眺望も空気が澄んでいて素晴らしいのですが、夕暮れ時、釣り提灯に明かりが灯り。
夕日が生駒山麓に沈んでいくのを眺めるのもまたとても風情があります。
また休憩所もあり、お水取り(修二会)の展示もあります。
お手洗いもあります。
お堂の入り口付近には茶店や、お守りなどを売る販売所もあります。
こちらの仏堂は、拝観料が無料です。
そして、24時間拝観できます。
夜の二月堂も幻想的なので、ぜひ行ってみください。
大仏殿から裏参道の散歩コース
朝の静かな時間におすすめの「二月堂」までの散歩コースについてお話ししたいと思います。
朝の散歩にはとても素敵なコースですので、ぜひお試しくださいね。
奈良公園の朝のお散歩は本当に気持ちいいです。
清々しい!という言葉がぴったりとくる時間なんです。
私のおすすめコースは、朝、東大寺表参道から大仏殿に行き裏側にまわって、裏参道を散歩することです。
裏参道を歩きながら二月堂まで。
二月堂までの裏参道は、土塀に囲まれた石畳の道でゆるやかな石段も続きます。
少しひっそりとした雰囲気で、けっして大きくて華やかな感じではないのです。
とってもほっこりとした”なららしさ”を感じる風景、雰囲気で私は大好きな場所です。
朝誰もいない、空気が澄んだ中でこの道を歩いての二月堂までのお散歩はこの上ない至福の時間に感られます。
時折、鹿の姿もあって奈良らしさが詰まったかわいいお散歩道です。
私は朝は人がいないので大好きな時間なのですが、夕方の裏参道も夕日が所々土塀にあたります。
見上げると先にある堂々とした二月堂にも夕日がさして本当に美しい光景です。
春の桜の時期には、「ソメイヨシノ」などの桜も見ることができます。
桜を楽しみながら歩くのもまた楽しい時間となるはずです。
東大寺「二月堂」近くのおすすめみどころスポット
二月堂周辺には、東大寺「法華堂」(三月堂)や、手向山八幡宮などの社寺があり、散策を楽しむことができます。
とくに東大寺の鐘はぜひ見に行ってくださいね。
二月堂から裏参道とは反対の南側のルートで、東大寺のほうに降りていく途中に東大寺鐘楼はあります。
通称、「奈良太郎」と呼ばれています。
日本三名鐘の一つで国宝に指定されています。
そして、鐘は奈良時代、東大寺創建からのものだそうです。
以上、世界でも有名で大人気の東大寺の中にお堂である「二月堂」についてお話ししました。
東大寺に行かれた際には、ぜひ寄ってみてくださいね。